商品一覧(2)商品一覧(1)ホーム


CdS光導電セル
通称CdSセルと呼んでいるが、この光センサについてはCQ出版社の『エレクトロニクス用語辞典』に詳しく説明されている。「硫化カドミウムを使った光センサ。CdSセルは化合物半導体で、光を当てることで半導体内に光量に比例した自由電子が発生し、電流の流れに変化が生じ、抵抗値が下がる。光量変化に対する抵抗変化が大きいが、変化追従は比較的遅い。光量を抵抗値に変換する素子として、ゆっくりした変化の検出に利用される。」
CdS光導電セル
汎用CdSセル各種(ノーブランド製品) 拡大写真
(向かって左から径5mm、8mm、10mm)
(2005/12/02)
径(mm) 5 8 10
価格 ¥300
(税込¥330)
¥300
(税込¥330)
¥380
(税込¥418)
(本体価格と税込価格で表示)

(当店在庫数限りで販売終了です)

お申し込み方法注文書FAX専用注文書
Q&A
Q:「カドミウムが含まれていますが、販売や使用に問題はないのでしょうか?」
A:「CdSは硫化カドミウムであって、金属のカドミウムCdではありません。CdSセルは硫化カドミウムの光の吸収特性を利用した化合物半導体です。光量を抵抗値に変換する光導電素子として幅広く応用されています。通常の光センサ素子としては、このCdSセルが最もポピュラーに活用されています。また、CdSは油絵具の顔料にも使用されています。カドミウム・イエロー(黄色)やカドミウム・レッド(赤色)などです。またカメラの光検出や露出計などにも応用されています。一方、元素記号Cdのカドミウムは青白色の光沢をもつ金属で、ニッケルカドミウム電池の充電池の電極などに用いられています。また、原子炉の制御棒にも用いられています。問題なのは、そういった毒性のあるさまざまな金属や金属化合物を工場が間違って河川や海に大量に廃棄したり流したりすると環境汚染になり、公害となるわけです。日本のイタイイタイ病はそういったカドミウム金属の体内摂取による慢性中毒として、1968年に公害病として認定されました。人間の人為的ミスやモラルの欠如がいつも環境破壊をつくり、それが人々の暮らしにはね返って不安を与え、機能障害や疾患を生み出してしまうのです。

何でも正しく使用して、産業廃棄物が環境汚染とならないように配慮することが、われわれ人間側の責務といえます。正しく使えば、CdSセルは販売もエレクトロニクス使用にも何ら問題は起こりません。2006年7月1日施行予定のEU欧州圏でのRoHS指令準拠で制限している有害物質6種類は、鉛、カドミウム、六価クロム、水銀、ポリ臭化ビフェニール(PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)となっていますが、CdSセルは硫化カドミウムの化合物半導体であって、Cdカドミウム金属それ自体ではありませんので、このRoHS指令準拠に該当するものではないと言えます。Cdを化合物に変えた善良な半導体の電子材料として幅広く製品化されており、この光センサは世界中で今も活躍しているものです。もし今後とも、CdSセルを用いた電子機器のヨーロッパへの輸出や使用を懸念されるのであれば、国内での使用目的が無難かと考えます。国内だから安全という意味付けではなく、むしろEU欧州圏がこの電子材料を理解できず後進退嬰的であると見なさざるを得ないと判断するからです。EUが何もかも先進的であると思い込むのは、大きな錯覚と言えるでしょう。経済理念と福祉概念の複合性には、実は多くの打算も働いているのが事実です。西洋と東洋の環境経済学の正しく向かう羅針盤をわれわれ一人一人がこれからは判断して学び取らねばならないと考えます。」

(2006/05/09)

LDRフォトセル
チップ型LDRフォトセルなどは、メロディICの光スイッチ用によく使われる。メロディギフト製品など。コーティング型LDRフォトセルには標準タイプと耐熱タイプとがあり、用途としてはカメラ測光用、ストロボ調光、照明用スイッチ、時計(照明・消音)、自動点滅器など。

【お知らせ】 昨年夏の御見積に、モリリカ製 コーティング型LDRフォトセル  MKY-54C348  \85(100個単位、納期:3週間位 2003/08/05)を出しておりましたが、その後、2003年12月12日付に住友金属鉱山株式会社より子会社の株式会社モリリカを諸般の事情により2004年度中に解散し清算するとの公式発表がなされました。

(2004/02/24)

TOP

(2021/03/30 - 2022/05/24)





制作・著作 フルカワエレクトロン