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 水辺の秋  ~ 真締川(まじめがわ)の晩秋 2022
(その2)
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マガモたちの穏やかなオアシス

31MB 1分30秒の音楽付き動画をUPしました。晩秋の真締川ばかり追い駆けていたら、12月になって初雪が降り、いつの間にかクリスマスになっていた。わずかな積雪もあったが、瀬戸内海の周防灘に面した宇部では大した降雪に見舞われることもなく車が渋滞するようなこともないので、わりとのんびりとした年末の市井となっている。一方、大雪と暴風雪に見舞われている所は、今期一番の寒波が日本列島を襲っているので、停電や凍結そして大渋滞となっている様子だ。ライフラインや暮らしに欠かせない、あらゆるものが麻痺したり物流も滞りがちなので、天候の回復、降雪被害の復旧が急がれるところだ。それでなくとも、そこに変異し続ける新型コロナウイルスの日本全土感染拡大は深刻だ。この頃の国内では、毎日300人余りがコロナで亡くなっている状況なのに、本当に経済優先、防衛費増大で増税てんこもりの日本政府指針は正しいのだろうか。弱い者が死に、強い者だけが生き残ってゆくサバイバルゲームのような情勢は、何とも嘆かわしい。

実践配備を念頭に自国の国民を脅してアメリカの言いなりに身を任す日本政府の米()きバッタ姿勢は、第二次世界大戦で敗戦して77年間ずっと続いているが、これでは日本は米国の植民地と変わらない。なにゆえにトマホークのミサイルを大量に米国から日本は購入しなければならないのか。米国のほくそ笑んだ大統領の顔が、いまだに日本が米国の植民地であることを物語っている。自分の国は自国で防衛するために、本当にトマホークが必要なのか。いったいどの国に目がけて攻撃しようというのだろう。北朝鮮も中国もロシアも核ミサイルを装備しているのだから、ミサイル攻撃を始めるということは、近距離での核戦争を始めるということだ。日本の原子力発電所が狙われ、近距離での核攻撃は日本にとっては不利だ。米国が日本や韓国を戦争地にして、北朝鮮から核弾頭搭載のICBMが米国に着弾するまでの稼げる時間は、1万kmの距離とするなら1時間前後となる。その間に核攻撃から身を守るシェルターに逃げ込むには何とか余裕がありそうだ。ただし、米国全土にどれほどの核シェルターがあるのかは判らないが、少なくとも生存者は日本の比ではあるまい。核兵器を持つ米軍が日米安保条約で日本を守ってくれる確約と妄想のような信念を深く信じ続けている日本は、全人口のすべてが核戦争の犠牲者となり、とっくに丸焦げ丸焼けになっているだろうから、もし核戦争で1人でも生き残っている者がいれば、それは奇跡にちかい。日本にこれから起きるそのような最悪の事態を誰も信じないとは思うが、バカげたトマホーク1発の発射で、事態がとんでもないことになるのは明らかだ。

日本の戦争放棄を掲げた平和憲法は、いったいどこに消えてしまったのだろうか。あの大戦から敗戦を味わって来た日本の戦後の矛盾した真実の隠蔽は、再び悲惨な目に遭う予感と暗示を来たすものになるだろう。危険が迫ると、その危険を信じない人の理は、歴史を紐解いてみると何度も繰り返しているのがよくわかる。犠牲になるのはいつも国民側である。いかに騙されないように、あらゆる勉強をしておくことは、何事も肝心だ。やっと得られた言論の自由と民主主義なのに、どこかの国と違わないような独裁的な政権にならないことを切に願う。人の命はカネで買えない。どんなに貧しくても、尊い人の命、尊い自然の命は、最優先して守らなければならない。今の時代、戦争で得られるものは何もない。核戦争が起きると地球の生命体はすべて死滅する。そうならないように、平和を最も大事にしてほしいのだが・・・・・。

(2022/12/26)

文・動画 : 古川卓也
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